「雑節」は中国発祥の二十四節気とは別の、日本独自の暦日です。「節分」や「彼岸」、「土用」「八十八夜」などがあり、日本の気候に合った名称を的確な時期に取り入れることで、農作業の目安とされてきました。
そして今年の8月31日は「二百十日」。立春から数えて210日目にあたる日です。この頃はちょうどイネの開花期であり、台風の来襲する季節として、昔から農家には厄日として警戒されています。この日を中心にして風害を防ぐための風祭(かざまつり)を行う風習もありました。大雨や台風などによる災害が増えている昨今、二百十日を意識して防災に備えましょう。
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