「土用」とは雑節のひとつ。立夏、立秋、立冬、立春直前の 各18日間をさします。
現在では夏の土用だけが「土用の丑の日」、「土用干し」、「土用波」など一般社会に親しまれています。
なかでも身近なのは「土用の丑の日」。18日間の土用と、日付を数える日干支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の12日間で、 丑が重なる日が「土用の丑の日」に当たります。2021年は7月28日が「土用の丑の日」となりますが、 2022年、2024年、2025年 は2回あり、この場合、一回目を「一の丑」、二回目を「二の丑」と呼びます。
ウナギを食べる習慣が一般にも広まったのは江戸時代。一説によれば鰻屋から「夏に売り上げが落ちる」と相談を受けた蘭学者の平賀源内が、 店先に「本日、土用丑の日」と書いた看板を提案したところ、店が大繁盛。他の店も真似をした、というのが始まりだそう。
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