夏至は、1年で昼が最も長く、夜が短くなる日です。この日を境に、だんだんと日が短くなっていきます。ちなみに、夏至という名前は、二十四節気という中国の古い暦から来ています。
また、この日から6月25日にかけては、七十二候の「乃東枯(なつかれくさかるる)」です。「乃東(なつかれくさ)」とは、夏枯草(かこそう)の古名で、ウツボグサの漢方名でもあります。乃東は冬に芽を出し、5月~7月頃に紫色の花を咲かせ、夏至のころに花穂(かすい)が黒ずみ、まるで枯れたように見えることがその由来です。日本ならではの季節の移ろいを表現した言葉を調べてみるのも、楽しみのひとつですね。
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