A. 故人の方を偲んで贈るものには「お供え品」と「香典返し」「法要の引出物」があります。 「お供え品」は、故人の弔事や法要に参列される側の方から喪主や親族に贈るもの。「香典返し」と「法要の引出物」は、喪主や親族側からお贈りします。両方いただいた方には、法要後に「香典返し」とお供え物の「ご返礼」の両方をお贈りするのが一般的といわれています。 通夜・葬儀で「即日返し」をしている場合は、後日「ご返礼」だけをお渡しするのがベターです。身内や近い親戚など間柄によっては「ご返礼」を省くケースもあるようです。
Q. 「即日返し」ってなに?
A. 「即日返し」は、通夜・葬儀の当日に直接「香典返し」をお渡しすることをいいます。 お香典帳の整理やお品の発送などの負担が減りますが、お香典の額に関わらず同じお品物をお渡しするため、高額のお香典をいただいた方には忌明け後に再び返礼される方が多いようです。「忌明けの報告」と「感謝のご挨拶」である「香典返し」や「ご返礼」。悲しみが癒えないうちにご準備しなくてはならないこともあるでしょう。
弔事や法要後にいただいたお香典。「香典返し」はどうする?
Q. 後から、「香典返し」を贈る時期、お返しの金額の目安は?
A. 「香典返し」は、忌が明けた当日から1ヵ月以内にお渡しすることが良いとされています。 法要後にお香典をいただいた場合、なるべく早く、遅くても1ヵ月以内にお返しするとよいでしょう。年末に近い時期なら年内にお届けすることがおすすめです。金額の目安は、受け取った金額や品物の3分の1から半額くらいが目安とされています。これは「半返し」と呼ばれる風習からの目安となります。
Q. 「香典返し」は、一般的にどんなものを選べばよい?
A. 弔事のお返しとして昔から「消えてなくなるものが良い」とされていたこともあり、お茶や洗剤などが選ばれています。 また最近では、幅広い世代や単身の方などどなたでも使っていただける消耗品として「上質なタオル」や、好きなものを選んでいただける「カタログギフト」を香典返しに選ぶケースも多くなっています。
Q. 「香典返し」の熨斗(のし)、掛け紙はどうするの?
A. 二度と起きてほしくないお悔み全般には、黒白を使用します。 弔事やご法要、不祝儀に使われます。黒白(銀)の結び切りの蓮入りのものと、黄白のものがよく使われます。上段の表書きは「志」とお入れすることが多いです。水引がご地域などにより使い分けられますが、蓮の絵が入ったものは仏式となります。 また、関西以西でよく使われます満中陰志は、黄白の結び切りがよく使われます。
A. お香典をくださった方から、「香典返し」の辞退のお申し出がある場合があります。理由としては、ご遺族の経済的なご事情への気遣いや配慮であったり、お渡しくださったお香典は気持ちほどの金額だったから、お返しは不要と思われることが多いようです。そういったケースの場合には、お相手の気持ちやご配慮が無にならないようにした丁寧な対応を心掛けたいものです。香典返しの返礼品はお贈りせずに、忌明けの報告と共に御礼と感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りするとよいでしょう。
Q. 「香典返し」を辞退された方にどうしても返礼品をお贈り(お渡し)したい場合は?
A. どうしても香典返しの品をお贈りしたい場合は、お電話等で生前に故人がお世話になった御礼と、香典返し辞退のお申し出をいただいた、お相手の気遣いに対して感謝の気持ちを直接お伝えしたうえでお届けすると好適でしょう。