注目のキーワード
![]() お返しを贈る
お祝いを贈る
価格で選ぶ
![]() |
![]() |
![]() 意外と知らない、熨斗(のし)の基本
熨斗(のし)は、日本の贈答文化において重要な役割を果たす装飾であり、贈り物に感謝や祝意を込めて使われます。そのため、正しいマナーを理解することは、相手に誠意を伝えるためにも非常に重要です。以下では、熨斗の基本、種類、使い方、そしてシーン別の注意点について詳しく解説します。
熨斗の基本とは?熨斗(のし)のマナーについて
熨斗はもともと、鮑(あわび)の干物を薄く伸ばした「熨斗鮑(のしあわび)」を紙に包んだものが起源です。これが贈り物に添えられ、縁起物として用いられてきました。
現代では、簡略化されたデザインが贈答品に添えられることが一般的です。 熨斗には以下の要素が含まれます: ・水引(みずひき): 包装紙の上にかける飾り紐。 ・熨斗の印(のし紙): 水引の右上に印刷される熨斗飾りの模様。 ・表書き: 贈答の目的や相手の名前を書く部分。 熨斗の種類と選び方
熨斗は場面に応じて使い分ける必要があります。以下は、代表的な熨斗の種類と用途です。
・蝶結び:お祝いや内祝いなど多用途に使われるのしです。 ご出産や、ご新築、ご入学の他に、粗品や記念品、またこれからの時期の七五三のお祝いや内祝い、お歳暮にも使えるのしです。ご結婚や、不祝儀などの結び切りと異なり、何度あってもめでたいご用途に使われます。ご退職祝いなどにも蝶結びですが、のし上は、御礼などが最適です。 ![]() ・結び切り10本:ご結婚に関するのしに使われます。結婚引き出物、結婚内祝い、ご結婚祝いなど。引き出物には「寿」、結婚内祝いには「内祝」「結婚内祝」をのし上にしましょう。 ![]() ・結び切り5本:快気祝いやお見舞いに最適なのしです。「快気祝い」も「快気内祝い」も基本的には同じ意味ですが、使い分けるとしたら全快の「快気祝い」、あとは通院や自宅療養だけなど全快前に贈られる「快気内祝い」としたのし上が選ばれております。 ![]() ・結び切り:弔事やご法要、不祝儀に使われます。黒白(銀)の結び切りの蓮入りのものと、黄白のものがよく使われます。上段の表書きは志とお入れすることが多いです。水引きはご地域などにより、使い割れられますが、蓮の絵が入ったものは、仏式となります。また関西以西でよく使われます満中陰志は、黄白の結び切りがよく使われます。 ![]() 熨斗(のし)を掛けて贈る際の注意点
熨斗のマナーには、いくつかの注意点があります。
・表書きの記載に気をつける:相手の立場やシーンに合わせた表書きを選ぶことが重要です。間違った表記は相手に失礼になることも。 ・水引の種類を正しく選ぶ:繰り返したくないことに蝶結びを使用するのはタブーとされています。 ・地域の習慣を確認する:熨斗や水引の色や形は地域ごとに異なる場合があります。特に弔事においては地域性が強いので注意が必要です。 ・外熨斗と内熨斗: ・外熨斗: 贈り物を直接渡す際に使用。 ・内熨斗: 郵送や配送で贈る場合に使用。 贈り物に熨斗を添える心遣い
熨斗(のし)は単なる装飾ではなく、贈り物を受け取る相手への思いやりを表現する重要なツールです。
熨斗を正しく使うことで、相手に対する敬意や感謝の気持ちをしっかりと伝えることができます。熨斗のマナーを守ることで、日本の美しい贈答文化を尊重しながら、相手との良好な関係を築くことができます。 ぜひ熨斗の使い方をマスターして、贈り物をさらに特別なものにしてください。
|