七五三のお祝いをいただいたら、できるだけ早めにお返しをするのがマナーとされています。
一般的には、1週間から1か月以内を目安にお返しをするのが良いでしょう。七五三当日や直後は忙しい場合もあるので、少し落ち着いた後に準備を整えてからでも問題ありません。 ただし、地域や家族のしきたりにより、七五三祝いのお返しをしない場合もあります。その場合でも、丁寧なお礼状や電話で感謝の気持ちを伝えると、贈り主にとっても安心感が得られます。

七五三祝いのお返しの相場は、いただいたお祝いの金額の1/3から半額程度が目安とされています。例えば、1万円のお祝いをいただいた場合は、3000円〜5000円程度の品物をお返しに選ぶとよいでしょう。
ただし、祖父母や親しい親族の場合、豪華なお祝いをいただくこともありますが、その場合は金額にこだわらず、心のこもったお返しを贈ることが大切です。

お返しの品物には、一般的に喜ばれる消耗品や、縁起の良い意味が込められたアイテムが多く選ばれます。以下に、七五三のお返しにおすすめの品物を紹介します。

・菓子折りや焼き菓子セット
和菓子や洋菓子の詰め合わせは、年齢や性別に関係なく喜ばれやすいお返しです。「福を分ける」意味を込めて、縁起の良いお菓子を選ぶと良いでしょう。

・タオルやハンカチ
タオルやハンカチは消耗品であり、相手の負担になりにくいお返しです。特に上質な今治タオルやブランドハンカチなど、少し高級感のあるものを選ぶと感謝の気持ちが伝わりやすいです。

・コーヒーや紅茶のセット
普段使いできる飲み物のセットも喜ばれるアイテムです。季節感を意識して秋冬には温かい飲み物、春夏にはアイスティーやジュースなど、相手の嗜好に合わせたセットを選びましょう。

・カタログギフト
迷ったときにはカタログギフトも便利です。さまざまな選択肢から相手が好きなものを選べるため、負担が少なく、最近では人気のあるお返しの品です。

七五三のお返しには「内祝い」ののしをつけます。のし紙の水引は「紅白の蝶結び」を選び、表書きには「七五三内祝」や「内祝」、名前の部分には子どもの名前を書きます。
蝶結びの水引は、何度あっても良いお祝いごとに使用されるため、七五三の内祝いには適した水引とされています。

お返しの品とともに、簡単な挨拶状を添えるとより丁寧です。挨拶状には、以下のような内容を含めましょう。
・七五三のお祝いをいただいたお礼
・子どもの成長を見守ってくださる感謝の気持ち
・お返しの品について簡単に説明

例文：
このたびは、○○（子どもの名前）の七五三に心温まるお祝いをいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで無事に七五三を迎えることができ、家族一同感謝しております。ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めてお品をお送りいたします。今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

また、お子様の晴れ着姿の写真を入れたメッセージカードを添えるのも大変喜ばれるでしょう。
コンセントではお好きなフレームデザインにお写真をお入れいただき、お客様だけのメッセージカードを添えて、お贈りいただけます。 オリジナルメッセージカードを贈りものに添えて、ワンランク上のギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

七五三のお祝いのお返しは、子どもの成長を支えてくれる周囲の人々に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。相手に喜ばれる品を選び、心のこもったお礼を添えることで、七五三の祝いを共に分かち合うことができます。