成人としての心得とは?「ご祝儀・御祝いのお返しマナー」
今年、成人式を迎えた新成人の皆さん、おめでとうございます。ご祝儀や御祝いの品を贈っていただいた方へのお礼はされましたか?今回は大人として心得ておきたいマナーについてご紹介いたします。
・感謝の気持ちを贈る「内祝い」と「お返し」
内祝いもお返しも、お礼として相手に感謝の品を渡しますが、本来は別の意味を持つ言葉です。本来内祝いは、家族や親戚など親しい人と喜びを分かち合うための、身内間でのお祝いです。
おめでたいことがあった時に、報告とあいさつのために、贈り物や宴席を設けていました。「お返し」との違いは、自発的に行う点です。
お祝いをいただいた、いただいていないに関係なく、喜びを分かち合うために、品物を贈っていました。一方現在は、お祝いを贈ってくださった方にお返しとして、品物を贈るのが一般的です。
・「内祝い」や「お返し」を贈る時期は?
ご祝儀や御祝い品をいただいてから何か月も経過して、「内祝い」や「お返し」を贈るのはマナー違反です。成人式後、またはご祝儀や御祝をいただいた後、なるべく1カ月を目安に贈りましょう。
・「お返しはいらない」と言われたらどうする?
家族や親戚、特に祖父母の方はご祝儀や御祝いを贈ってくださった時に「お返しはいらない」とお申し出があるケースが多いでしょう。
その言葉に甘えるのもいいですが、お電話で直接お礼を伝えたり、お礼の手紙を添えて、その方のお気持ちを汲んだ範囲のささやかなギフトをお贈りするとよいでしょう。
いずれにしても、成人したことを祝福してくださったことへの感謝の気持ちをお伝えするのが大切です。