旧暦では、和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の和風の呼び名を使用していました。和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、6月の呼び名は「水無月(みなづき・みなつき)」です。「雨が多い季節なのになぜ水が無い月と呼ぶのだろう?」と感じたことがある人も多いのでは。その名の由来は諸説ありますが、水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞「な」であるため、「水の月」という意味になります。今まで水の無かった田んぼに水を注ぎ入れる頃であることから、この名で呼ばれるようになったという説が有名です。6月はほかに、水張月(みずはりづき)、鳴雷月(なるかみづき)などの呼称もあります。
|